NICSとは

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NICS 設立の背景

クラウドという言葉がようやく世に知られるようになってきた2012年に、NICS(正式名称:日経・インテッククラウドサービス有限責任事業組合)の構想は生まれました。

同年に日本経済新聞社は PDF-X規格 を活用した新聞広告原稿のオンライン申込・入稿システムを稼働しましたが、デジタル化できていない業務は広告原稿の事前審査や原稿形式のチェック、色見本の作成と工場への配送、紙面掲載予定の確認・連絡など多数ありました。
これらの業務は新聞社、広告会社、制作会社など多くの人が関与するにもかかわらず、それぞれの段階で似てはいるものの別々のデータを使って確認をしていました。途中段階でのデータのとり違いや、システム環境の違いによるチェック業務の煩雑さが課題でした。

そこで、同じデータをクラウド上に保持し関係者が確認しあえば、ミスの撲滅と業務効率の大幅な改善につながるのではないかと考えたのが始まりです。また、この課題は日本経済新聞社だけではなく新聞社共通であり、複数の新聞社が利用できるようにシステムを構築することは業界共通の利益になるとの思いに至りました。

一方、インテックは新聞社の広告システムやオンライン申込・入稿システムの構築経験を多く持っていました。また、自社でデータセンターを保有し、日用雑貨、食品、化粧品、広告など、様々な業界の共通基盤を構築していました。これらの実績を基に新聞業界の共通基盤の実現を検討していました。

同じ思いを持つ両社は、両社の持つ強み(日経の業務課題の解決策とインテックのシステム開発・運用のノウハウ)を結集し、2014年2月にNICSを設立しました。

以来、新聞社業務を中心にプリントメディア業界で業務効率化に役立つサービスを提供してまいりましたが、今後は新聞社で培った知見を活用できるサービスも提供していきます。

沿革

2014年2月NICS設立
2014年6月NICSサービス開始
2015年3月日本経済新聞社 審査支援サービス利用開始
2015年7月JANPS2015(新聞製作技術展、主催:日本新聞協会)出展
2016年5月日本経済新聞社 原稿入稿システム印刷見本自動作成連携 利用開始
2017年4月素材管理ナビ(NICSドライブ)サービス開始
2017年11月新聞カラー色見本基準「NSAC2017準拠」プロファイル策定
2018年4月北海道新聞社 原稿入稿サービス利用開始
2018年7月西日本新聞社 素材管理ナビ(NICSドライブ)利用開始
2018年11月JANPS2018出展
2018年12月日本経済新聞社 申込・原稿入稿サービス利用開始
2020年7月北海道新聞社 申込サービス利用開始
2021年7月日本経済新聞社 割付公開サービス利用開始
2021年8月西日本新聞社 申込・原稿入稿サービス利用開始
2022年2月CONPTオンラインEXPO 出展
2022年3月日本経済新聞社 審査支援サービス審査機能利用開始

組織名

日経・インテッククラウドサービス有限責任事業組合(NICS)

組合員

株式会社日本経済新聞社
株式会社インテック

所在地

〒100-8066
東京都千代田区大手町1-3-7 (日本経済新聞社内)